私の情報
私は妊娠したとき34歳(はじめての妊娠)
流産の経験なし
生理の周期は順調
持病もなし
出生前診断とは
出生前診断とは、妊娠中(10週〜13週頃)に赤ちゃんの発育や異常の有無などを調べる検査のことで、
形態異常(見た目でわかる異常)や染色体異常(見た目だけではわからない異常)といった胎児の先天性疾患(病気)を調べることができます。
染色体異常の検査はお母さんの血液から赤ちゃんの染色体疾患(ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミー)を調べるものです。
私は旦那さんと相談し、受けることにしました。
何か異常があった場合に、心の準備や物理的にも様々な準備が事前にできると思ったからです。
染色体異常の出生前診断は確定診断ではなく、年齢の平均より可能性が高いか低いかで、陽性か陰性を表すものでした。
出生前診断を受けた結果
胎児形状異常なし
胎児染色体異常 陰性
しかし、診断書にはとても不安な言葉が記してありました。
胎児発育不全になる可能性が通常より高いとのことでした。
お腹の中にいる赤ちゃんが現在発育不全ということではなく、お母さんの血液が凝固しやすい状態のため臍の緒から栄養が届きにくくなる可能性が今後でてくるということでした。
私はその日からバイアスピリンを処方され、妊娠35週まで毎日飲み続けました。
約3200gで出産
バイアスピリンは妊娠35週までしか飲めません。
血液をサラサラにする薬なので、それ以降に飲むと出産のときに出血が多くなり、母体が危ないそうです。
妊娠35週になり、バイアスピリンをやめてからは毎日赤ちゃんに栄養いってるかな?と不安でした。
常に胎動がしっかりあるか確認していました。
しかしバイアスピリンをやめてからもお腹の中の赤ちゃんはしっかり大きくなってくれて、妊娠39週で約3200gの赤ちゃんを自然分娩で産むことが出来ました。
不安な方に伝えたいこと
私は出生前診断を受けて良かったと思っています。
なぜなら、出生前診断を受けていなかったら、バイアスピリンを服用していなかったら、今目の前にいる赤ちゃんに出会えていなかったかもしれません。
会えていたとしても、バイアスピリンを服用していなければもっと小さく未熟な状態で産まなくてはならなかったかもしれません。
そんなことを思うと出生前診断をしたことは正しかったのだと思います。
もちろん染色体異常があった場合に命の選別をしてしまうことになるのが問題視されていますが、出生前診断を受けたことで私のようにしっかりリスクを減らして出産を迎えられる人がいるのもたしかです。
色々な考え方がありますが、パートナーとしっかり話し合って納得できる決断をしてほしいと思います。
今バイアスピリンを服用していて毎日不安な方に、ちゃんと出産できた人がいることを伝えたいです。
お腹な中の赤ちゃんを信じて、愛おしい毎日をお過ごしください。