オードリーとの出会い
私は今から8年前にラジオを聴き始めた。
目を瞑りながら聴くラジオの声が、学生時代に友達とお泊まりをした深夜になんでもない話を永遠としていたことを思い出させてくれた気がした。
今思えば、たいして秘密にしなくていい秘密の話なんかが飛び交ってワクワクが止まらなかったその時の感覚と、ラジオはとても似ている感じがする。
パーソナリティがテレビでは話さないような話をラジオでしていて、テレビでそのパーソナリティを見ると、ラジオで話していたことを私だけが知っている気持ちになった。(もちろんそんなことはないのだけど…!)
ある日、オールナイトニッポンという面白いラジオ番組があると聞いて、たまたま初めて聞いてみた日が「オードリーのオールナイトニッポン」の日だった。
衝撃的だった。
中高一貫の男子校で青春時代を過ごした放課後の部室ノリの会話が放送にのってしまったような内容と空気感のラジオだった。
恋愛経験もそれほどなく、5年以上彼氏がいない私は男性同士ってこんな会話するんだぁとかこんなこと思ってるんだぁとか勉強になった部分もあったし、なにより私が女友達たちとしてきたような話ともくだらなさが段違いというか、まだ自分のほうが中身のある話をしてたんじゃないかって思わせてくれるくらいの、なんでもなさすぎる日常を語るオードリーの話が笑いに包まれて輝きまくっていた。
若林さんの凄さ
若様と呼ばれて俗に言われる女性からのワーキャー芸人だったことも一瞬ある。
中身は人見知り芸人で自意識過剰すぎてこじらせている。
スタバでグランデと恥ずかしくて頼めないという話も有名だ。
実際にそういう性格だからキャラ付けをしているわけではないのだけど、イメージが付いてしまえば、そのイメージに合った仕事に呼ばれるんだと思うし、そのほうが仕事は安泰だと思う。
芸能人ってのは自分のキャラがしっかりあったほうがいい。
しかし、若林さんは芸能界に身を置くことで、人見知りが治ったと発言した。
若林さんは日々変わっている。
きっと変わろうと努力をしたと思うし、違和感を違和感と思いながらも許容するようになったんだと思った。
こじらせていた一部無駄な部分を発見したかのようにも思えた。
若林さんは悩み続ける才能もある。
その上、解決案がいつもピュアで心に突き刺さってくる納得感がある。
エッセイでも悩みの数々が書き記されている。
若林さんが変わっていく姿が自分のことのように嬉しかった。
「人は変われる」ということを体現している。
佐久間さんが若林さんのことを「生き様芸人」と言っていたけど、まさにそれすぎる。
若林さんの生き様のドキュメンタリーがこそが希望をくれて、自分も頑張れるかもって気持ちにさせてくれるのだ。
春日に憧れていて、春日のことを誰よりも大切に思い、尊重してるとこも好き。
照れもあってそれを言葉には出さないし、態度にも出さないようにしてるのにいつも溢れちゃっている。
人に興味を持った若林さんは最強なのだ。
春日さんの凄さ
春日さんは一言で言うと天才。
異常なのに誰よりも普通で真っ当な考えを持っている男。
オードリーの凄さ
ズレ漫才を発明して売れてもなお、新しいお笑いを探し続ける姿勢。
飾らなすぎる素直な感情表現で、深く共感できる。
お互いの好きと尊敬が溢れてるのに、決して認めないあまのじゃくさが残ってるとこ。
常にそんな君でも大丈夫だよ、そんな君がいいんだよと言ってくれて、居場所を与えてくれるような安心感。
今まで話さなかったこともスッと話したくなってしまう周りの魅力を引き出す力。
結局はオードリーとの会話でキャッチボールを受け取る側が、全てに愛が込められてるのが分かるんだろうなぁ。
オードリーのオールナイトニッポンin武道館
今まで見たことがない方はこの武道館の漫才を見てほしい。
オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム
2024年2月18日、歴史的な瞬間を目に焼きつかせることができて嬉しかった。
終始感動した…!
2人が巡り合ったことに感謝した。
ラジオというエンタメに感謝した。
若林さんのUber eatsの話も最高だったし、春日が若林さんの為に懐かしの料理の味を再現したのも泣けた。
永久不滅って言葉をなんかダサいって思ってたけど、オードリーには使いたい。
オードリー永久不滅!
リトルトゥース永久不滅!